この記事の信頼性
- 筆者は京大院卒で10年間の社会人経験がある男性です。
- キャリアカウンセラーの資格を持っています。
- 会社を退職した経験があります。
退職代行を使って即日退職はできるのか?
2週間前の申告が必要だと聞いたけど・・・
この疑問を解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「退職代行業が行う即日退職の仕組み」を読めば、2週間で辞められっるカラクリが分かりますよ。
記事前半では「退職には基本2週間が必要」を、記事後半では「職代行業が行う即日退職の仕組み」を解説するのでじっくり読んでくださいね。
目次は次の通りです。
・退職には基本2週間が必要
「退職には2週間必要と聞くけど、即日退職できるのかな」と心配になる方がいると思います。
即日退職ができるカラクリを解説します。
答えを先に言うと、有休が残っていない場合は、退職日までの2週間を欠勤することで、実質的な即日退職ができます。
・一般的な退職のルール
まず、一般的な退職のルールを説明しますね。
民法第627条では、正社員などのように期間の定めのない雇用形態の会社員が退職する際の決まりを定めています。
(期間の定めのない雇用の解約の申し入れ)
引用:民法第627条 e-Gov
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
このように、会社員が会社に2週間前に退職を伝えていれば、辞めることができます。
逆にいえば、会社に退職を伝えてから2週間は、会社が認めない限り勤め先へ在籍する必要があります。
・就業規則よりも民法・労働契約法などが優先
会社によっては、就業規則に「退職は1か月前に申し入れること」と定める場合があります。
えっ2週間前でいいんじゃ・・・
この場合、2週間前に退職を申し入れれば辞めれるという民法が優先されます。
企業の就業規則には法的拘束力はありません。
(就業規則の効力)
引用:就業規則を作成しましょう 厚生労働省
就業規則は、法令や労働協約に反してはなりません(労働基準法第92条)。
就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分に
ついては、無効(※)となります(労働基準法第93条、労働契約法第12条)。
※ 無効となった部分は、就業規則で定める基準が適用されます。
えええー、どの道やっぱりすぐにやめれないじゃん・・・・
2週間は会社に行かないといけないんじゃないの?
と不安になることはありません。
最後までお読みください。
・退職代行業が行う即日退職の仕組み
退職代行を利用するにしても、即日退職の仕組みが理解できなければ、不安に思うかもしれません。
退職代行サービスが行う、即日退職の仕組みについて解説していきます。
・退職希望日の2週間前までに職場へ通知する
前述の通り、契約社員のように会社と雇用期間の締結がないかぎり、退職の連絡から2週間で雇用契約を解約できます。
退職代行は退職希望日の2週間前までに職場へ通知します。
2週間前に退職の意志を示せば、やめれるのは分かった・・・
じゃあ、2週間どうすごせばいいの?
こう思うかもしれません。
・退職通知後に会社に出勤せずに過ごす3パターン
退職代行サービスにより、2週間前までに退職が通知されたら、労働者は2週間は何らかの方法で過ごす必要があります。
過ごすパターンは3つあります。
・やむを得ない事由による即日退職
・有給休暇で過ごす
・欠勤して過ごす
1つずつ見ていきます。
・やむを得ない事由による即日退職
民法628条では、やむをえない事由による即日退職について定めています。
第六百二十八条 当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
引用:民法第628条 e-Gov
このように、退職希望者がやむを得ない事由がある場合は、2週間ルールは適応されず即日に雇用契約を解除できます。
やむを得ない事由とは
- 過重労働
- 精神生涯や重篤な疾病
- 親の介護、子供の看病
- パワハラ・セクハラ・いじめ
などがあります。
・有給休暇で過ごす
退職を申し入れてからの2週間は、有給で消化することも可能です。
労働基準法では6か月継続して勤務し、8割以上出勤した労働者は有給休暇を取得できることを認めています。
(年次有給休暇)
引用:労働基準法第39条
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
雇用主は、業種・雇用形態を問わず一定の要件を満たした労働者に有給休暇を与えなければいけません。
勤続年数に対する、有給休暇付与日数は下記。
継続勤務年数 | 有給休暇付与日数 |
6か月 | 10日 |
1年6か月 | 11日 |
2年6か月 | 12日 |
3年6か月 | 14日 |
4年6か月 | 16日 |
5年6か月 | 18日 |
6年6か月以上 | 20日 |
・欠勤して過ごす
もし、有給休暇が付与されていなかったり、不足している場合は、欠勤ができます。
しかし、欠勤扱いになるため、その間の給与は発生しないことを理解しておきましょう。
この場合、実質的に即日退社になります。
退職代行へ退職希望を伝えてから、会社へ行くことなしに退職できるので、退職代行は魅力的なサービスになります。
・「すぐに辞めたい...」退職代行利用者の口コミ
「今日の出勤から行かないようにしたい」男性が
を利用した結果は下記。
人気上位でおすすめの退職代行サービスを使った結果。
引用:退職代行口コミ評判ランキング
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今日の出勤から行かないようにしたかった。
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申込み方法も色んな種類があって助かった。
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わかりやすく説明してくれるし、記入例もあるからすぐに準備も終わったし。
後は会社に連絡してくれて、無事に退職できたってLINEをもらって終了。
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いやだなーって悩むくらいなら退職代行使うのをおすすめする。
20代前半 男性 派遣社員
ブラックな会社で自分で退職を伝えるのは無理。
そんな男性が
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退職代行サービスを紹介する記事のおすすめに出てました
引用:退職代行口コミ評判ランキング
どこのブログ?記事だったか忘れたけどおすすめの退職代行サービスとして紹介されてました。
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後々に退職の時に要望してた書類が届くそうなので、それを見たら実感するのかな?
とにかく無事に退職できて安心しています。
20代前半 男性 契約社員
即日退職したい男性がその日に
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即日で退職したくてその日に申し込んですぐ退職代行を実施してもらった。
引用:退職代行口コミ評判ランキング
毎日毎日遅くまで残業が続いて、休みの日なんて何もする気が起きないくらい疲れてしまって毎週家に引きこもってる。
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出勤日の夜中に連絡して、その日の朝に退職代行をしてもらいたい。本当の即日退職。
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申し込みから、詳細情報を伝えて実施結果の連絡を待つ。
予定通り午前中に実施前の連絡が来ました。上司と揉めたり、会社から賠償請求されるんじゃないかと心配したけど問題なく退職できた。
即日退職だけじゃなく、有給も消化できるという話。正直、有給があることは忘れてた(笑)
細かいサポートで満足のいく退職代行になった。
評価方法が良くわからないので、とりあえず4くらいで。
20代後半 男性 正社員
会社に行くのにストレスを感じてる女性。
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女性向けの退職代行だから頼みましたー
引用:退職代行口コミ評判ランキング
会社に行くのがまいにちすっごいストレスで、いつも辞めたいと思ってました
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そしたらすっごいていねいでやさしくて、早いしびっくりしました
退職もすぐ連絡してくれてすっごくはやく退職できてこれもびっくりでした
終わったあともいろいろやってくれてほんとうに頼んでよかったなって
友だちにも話したら友だちもすぐ頼んだみたいでちょっとうけましたー
20代前半 女性 正社員
うつ病になった女性。
を利用した結果は下記。
当日の連絡だったけどすぐ退職。評判が良い退職代行のおかげでうつ病が改善しそうです。
引用:退職代行口コミ評判ランキング
職場から無視されたり、仕事を押し付けられたりして精神的に病んでしまい、医者からはうつ病の診断が出ていました。仕事を辞めて療養することも進められていましたが、いじめを受けていた立場なので退職の話を会社側に伝えることができないでいました。
仕事がうつ病の原因なので、続けるほど悪化している状況です。
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20代後半 女性 派遣社員
・退職代行サービスの回答「即日退職可能ですか」
本当に退職できるかの質問に対する退職代行サービスの回答を見ていきましょう。
ご要望いただければ最短で即日(ご依頼当日)に、当日や翌日から出社したくない旨と併せて退職の意思を会社側に伝えて手続きいたします。 ご不安なことがあれば何でもご相談くださいませ。 | |
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ご依頼の当日から会社に行く必要はございません。 弊社が退職の意思を伝え、会社に行く必要のないように対応致しますのでご安心ください。 |
退職代行サービスの回答は、
- 依頼当日から出社しなくていい
ということでした。
・まとめ「【退職代行】2週間前の退職の申告は必要?即日退職できる仕組み」
2週間前の退職の申告は必要です。
しかし、退職代行を使えば即日で退職が可能です。
退職日の2週間前に会社に連絡します。
そして、いずれかの方法でやり過ごします。
・やむを得ない事由による即日退職
・有給休暇で過ごす
・欠勤して過ごす
退職代行へ退職希望を伝えてから、会社へ行くことなしに退職できるので、退職代行は魅力的なサービスになります。
以上参考になれば幸いです。
関連記事「退職代行のよくある質問」