この記事の信頼性
- 筆者は京大院卒で10年間の社会人経験がある男性です。
- キャリアカウンセラーの資格を持っています。
- 会社を退職した経験があります。
- 最後のお給料は振り込みでもらいました。
- 退職金が10年働いて40万円でした。
- 読者に有益な情報となり、少しでも読者の日々の生活を明るくできるよう心がけて執筆します。
退職代行を利用しても給与や退職金はきちんと出るだろうか?
この悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「退職代行を利用した際の給料の受け取り方」を見れば、給料が振り込みされている場合や、手渡しの場合にどのように対応すればいいか分かりますよ。
記事前半では「退職代行を利用しても給料は受け取れる」を、後半では「退職代行を利用した際の給料の受け取り方」を解説するのでじっくり読んでくださいね!
目次は次の通りです。
・退職代行を利用しても給料は受け取れる
退職代行を利用した場合、お給料はどうなるのだろう・・・
辞めるとなれば不利になりそう・・・
とお金がカツカツの状態の人やそうじゃない人も心配になるかもしれません。
退職代行を利用した場合でも、働いた分の給料は受け取れるので安心してください。
労働基準法第24条には、
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
引用:e-Gov 法令検索 労働基準法 第24条
とあるように、会社の賃金の支払い義務について明記されています。
労働基準法でそのような決まりがあるのか・・・
ちょっとほっとした・・・
会社は退職代行を利用したり即日退職した従業員にも給料を支払う必要があります。
とはいえ、退職するなら給料は払えないと言ってくる会社がいるようです。
えっやっぱりそういう会社あるんだ・・・
ブラックだな・・・
と思うかもしれません。
その場合は、弁護士の退職代行サービスを利用するといいでしょう。
退職代行サービスは、退職手続きを代行業者が行い、労働者が会社を退職する際の手続きや書類の手配などをサポートするサービスです。
・退職代行を利用した際の給料の受け取り方
退職代行を使ったら会社に行く必要がないんだよね・・・
じゃあ、どうやって給料を受けてればいいんだろう・・・
退職代行を利用したい際に、どのように給料を受け取れるのか心配の方もいるとおられます。
次の2つ方法になります。
・給料が振り込みの場合
・給料が手渡しの場合
1つずつ解説します。
・給料が振り込みの場合
給料が振り込みの場合は、通常通り給料が振り込まれるはずです。
退職代行を利用したから、振り込みが遅れる、振り込まれないということはないでしょう。
私はもともと給料が振り込みの製造業で働いていましたが、ちゃんと最後までお給料が振り込まれました。
・給料が手渡しの場合
給料が手渡しの場合は、退職代行を利用した際も給料が手渡しとなることが多いです。
私、いつも手渡しなんだよな・・・
ちゃんともらえるだろうか・・・
こんな感じで心配ですよね。
手渡しでもらっている人は、
- 現金書留にしてほしい
- 振り込みにしてほしい
と退職代行を利用して要望を出してみましょう。
雇用契約書に「最後の給料は手渡しとする」と明記されている場合は、手渡しで受け取ることに応じる必要があります。
自力で受け取ることが困難な場合は、退職代行を通して交渉してもらうようにする必要があります。
現金書留や振り込みにしてもらえないか交渉してもらいましょう。
会社に給料を取りに行きたくない理由として、「退職代行を利用したのだから、何を言われるかわからない」というのもあります。
退職代行を利用したとなると、上司はどう思うだろうか・・・
きっと、不機嫌になるだろうな・・・
こう思うのも普通です。
ただ、あなたの上司は不機嫌になるというより、あなたのことを心配するかもしれませんね。
給料を取りに来いと言われた場合は、
- 本人の代わりに友人や家族に使者として取りに行ってもらう
という方法もあります。
その場合は、免許証などの本人確認書類や委任状、受領書を持参してもらうようにしよう。
・既に未払いの給料がある場合は弁護士の退職代行がおすすめ
既に未払いの給料がある方がいるかもしれません。
そんな時は、退職時にトラブルになることがあります。
会社と揉める可能性がある場合は、弁護士の退職代行がおすすめです。
弁護士の退職代行として、
があります。
みやびでは、
- 有給取得の交渉
- 給与未払いの対応
- 退職金請求
- 未払いの残業代の請求
など弁護士なら交渉ができるのが特徴です。
・会社から給料が振り込まれない場合の対応
会社から給料が振り込まれない・・・
振り込まれないと、きつい・・・
働いた分はぜったいお給料をもらいたい・・・
このように思うかもしれません。
会社から給料が振り込まれない場合の対応は次の3つがあります。
・労働組合に相談する
・弁護士に相談する
・内容証明郵便を送る
・労働組合に相談する
給料が振り込まれない場合は、労働組合に申告できます。
労働組合に相談に行く場合は、加入しているかまず確認しましょう。
次に、労働組合の連絡先を確認します。
労働組合に相談する際には、給料が振り込まれない理由や具体的な状況を詳細に伝えることが重要です。
証拠となる書類やデータを持参することも役立ちます。
・弁護士に相談する
労働組合は、労働者の権益を代弁する場合がありますが、特に複雑な法的問題については専門的な労働弁護士のアドバイスを受けることが良いでしょう。
争いそうなときや、労働組合に行っても解決できない場合に、弁護士の退職代行を利用するのがおすすめです。
追加で弁護士に依頼すると高額な料金となることから、お給料をもらっても弁護士の支払いに使ってしまっては意味をなしません。
・内容証明郵便を送る
会社から給料が支払われない場合は、会社に内容証明郵便を会社に送る方法もあります。
とはいえ、内容証明郵便を送ったからといって、給料が支払われる保障はありません。
しかし内容証明郵便は、郵便物の内容が特定の日時に送られたことを確認できる方法であり、証拠となる書類として役立ちます。
会社は給料の支払いの重要性に気づくかもしれません。
・退職代行を利用しても退職金はもらえる?
退職金は、労働者が会社を退職する際に受け取る特別な給付であり、労働契約や企業の規定に基づいて支給されます。
1年も働いていないけど、退職金なんてもらえないよな・・・
こんな人もいるでしょう。
退職金がもらえる勤続年数の目安は3年。
退職理由や会社規模によって異なりますが、3年以上の勤務が退職金の受領の目安になっています。
退職代行サービスを利用しても、退職金の支給に影響を与えることは一般的にはありません。
・退職代行を利用してもボーナスはもらえる?
・ボーナスは受け取る権利がある
退職代行を利用してもボーナスはもらえるだろうか・・・
ちょっと心配になりますよね。
まず会社にはボーナスがある会社とない会社があります。
ボーナスは、支給条件を満たしていれば受け取る権利があります。
ボーナスがある会社の場合、退職代行サービスを利用したからといってもらえない理由にはあまりならないと考えれます。
しかし、条件を満たさなければ、減額される場合もあります。
退職時は就業規則を破らないようにすることが重要です。
・会社の辞め時のポイント
ボーナスをもらう上で会社の辞め時のポイントがあります。。
ボーナスをもらうには、支給日に在籍をしている必要があるという規定があります。
なので、ボーナス前に離職してもらってはもらえないのが一般的です。
また、ボーナス額の算定には、将来への期待値が含まれているケースがあります。
その場合は、退職者にはボーナスを減額される場合があります。
会社を辞めるなら、
- ボーナスが問題なく支給される
- 減額されない
タイミングで会社を辞めた方がいいでしょう。
つまり、
・ボーナス支給日に会社に在籍している
・ボーナス支給日に退職予定を知らせず、支給後に退職届を出す。
です。
私の元会社のトレーナーの方が「会社を辞めるときは、ボーナスをもらってから」なんて言ってたのを思い出しました。
・退職代行サービスの回答「給与や退職金はきちんと出ますか?」
退職代行サービスを利用して給与や退職金はもらえるのか退職代行サービスの回答は下記。
働いた分のお給料は労働の対価ですので必ず受け取れます。ご安心ください。 退職代行実施後、もし支払ってもらえないようなことがあればいつでもご相談いただけます。 | |
働いた分のお給料は労働の対価ですので必ず受け取れます。ご安心ください。 もし支払ってもらえない場合はいつでもご相談ください。 | |
未払い残業代はもらえますか?⇒労働者の権利です。働いた分は請求可能です | |
給与未払いは会社の違法行為です。働かれた分の給与は必ず支給されます。退職金については、会社規定に記載されている受給条件をご本人様が満たしていれば必ず受け取れます。会社規定が分からない場合はTORIKESHIから会社へお問合せ可能です。 |
退職代行の回答は
- 働いた分のお給料は労働の対価だから必ず受け取れる
- 未払い残業代も請求可能(弁護士の退職代行サービスより)
とのこと。
・まとめ「【退職代行】給料や退職金はきちんと出ますか?」
退職代行を利用した場合でも、働いた分の給料は受け取れるので安心してください。
退職代行を利用した際の給料の受け取り方は、
- 給料が振り込みの場合
- 給料が手渡しの場合
に分けれます。
給料が振り込みの場合は、退職代行を利用するからといって、支払いが行われないことはなく、通常通り振り込まれるでしょう。
給料が手渡しの場合は、退職代行を利用した際も給料が手渡しとなることが多いです。
その場合は、
- 現金書留にしてほしい
- 振り込みにしてほしい
と退職代行サービスを通じて交渉してもらいましょう。
また、友達や親に使者として給料を受け取りに行ってもらうのも手です。
既に未払いの給料がある場合は、弁護士の退職代行サービスがおすすめです。
給料が振り込まれていない場合は、弁護士や労働組合に相談するといいです。
また、内容証明郵便を送るという手もあります。
退職代行サービスを利用しても、退職金の支給に影響を与えることは一般的にはありません。
ボーナスがある会社の場合、退職代行サービスを利用したからといってもらえない理由にはあまりならないと考えれます。
以上、参考になれば幸いです。
関連記事「退職代行のよくある質問」