この記事の信頼性
- 筆者は京大院卒で10年間の社会人経験がある男性です。
- キャリアカウンセラーの資格を持っています。
- 会社を退職した経験があります。
退職代行を利用することによって、同僚や上司から恨まれるリスクにが気になる
回避することはできるだろうか・・・
この疑問を解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「退職代行を使って恨まれるリスクを回避する方法」を読めば、退職代行を使って円満退職する術をしれますよ。
記事前半では「退職代行を使って恨まれる要因とは」を、記事後半では「退職代行を使って恨まれるリスクを回避する方法」を解説するのでじっくり読んでくださいね。
目次は次の通りです。
・退職代行を使って恨まれる要因とは
退職代行を使って恨まれる要因は4つあります。
- 繁忙期など退職するタイミングが悪い
- 業務の引継ぎができない
- 会社の貸与物を返さない
- 嫌がらせで会社の悪い口コミをSNSに投稿した
1つずつ解説します。
・繁忙期など退職するタイミングが悪い
繁忙期など、退職するタイミングが悪いと会社にとって都合悪いです。
「猫の手を借りたいのに、○○さんが辞めるなんてありえない」
これが、恨まれる要因です。
・業務の引継ぎができない
一般的な退職は、退職日の2週間前までに会社に伝えます。
そして退職日がくるまで、退職の準備をします。
業務の引継ぎや、借りているものの返却など。
しかし、退職代行を使うとなれば、退職代行決行後、出社はしないで、有給や欠勤などを使って退職日まで待ちます。
このため、あなたが何らかの方法で引継ぎをしない限り、業務の引継ぎが滞ります。
「○○さんが退職代行を使って、連絡とれなくなったから、仕事の引継ぎができない・・・」
これが恨まれる要因となります。
・会社の貸与物を返さない
退職代行を使ったからといって、会社の貸与物を返さなくていいわけではありません。
貸与物は、
- 会社の社員証
- 制服
- パソコン
- スマートフォン
- 名刺
- 資料
- 車両
- 健康保険証
- クレジットカード
- その他の備品
などがあります。
もし、返さないと会社に損害を与え、恨まれる要因になります。
・嫌がらせで会社の悪い口コミをSNSに投稿した
退職代行を使うとなれば、会社への悪い印象もあるかもしれません。
うっぷんを晴らす目的で、つい会社名指しで悪い口コミを投稿した場合、会社へ損害を与えてしまう可能性があります。
これが恨まれる要因になります。
・退職代行を使って恨まれるリスクを回避する方法
退職代行を使って恨まれるリスクを回避する方法は4つあります。
- 退職日は適切なタイミングを選ぶ
- 引継ぎ資料を作成する
- 退職代行実施後、会社の指示にすみやかに従う
- 退職後SNSで会社の悪い口コミを言わない
1つずつ解説します。
・退職日は適切なタイミングを選ぶ
退職のタイミングも重要です。
例えば、プロジェクトの重要な時期や繁忙期に退職すると、同僚や上司に迷惑をかけることになります。
可能であれば、比較的落ち着いた時期に退職することを検討しましょう。
・引継ぎ資料を作成する
退職代行を使った場合即日退職となるので、本来引継ぎの資料を作る必要はありません。
しかし、恨まれないようにするという観点からは、簡単でもいいので引継ぎ資料を作成しておくのが懸命です。
あなたが辞めると決めた段階で、退職代行決行日までの間に、あなたしか知りえない情報を業務引継ぎ資料に書き記します。
また、あなたの業務のマニュアルを作ったり、すでにある場合は、どのフォルダに入っているか書いておきます。
こうすることで、あなたの業務は滞ることなく、引継ぎができます。
・退職代行実施後、会社の指示にすみやかに従う
退職代行実施後、退職代行を通して会社の指示にすみやかに従いましょう。
例えば、退職届を書いたり、返却物を郵送したりします。
制服などはクリーニングをして返却することになるので、あらかじめクリーニングに出しておきましょう。
・退職後SNSで会社の悪い口コミを言わない
退職して関係ないからといって、会社の悪い口コミをしないようにしましょう。
もし、投稿をするようなことがあっても、会社の名前を表に出すのはよくありません。
たとえ匿名で投稿したとしても、会社側が開示情報を請求すれば、投稿者の名前や住所を知ることができます。
どのようなルートで会社側があなたの投稿を知るか分からないので、SNSへの会社の投稿は控えるべきです。
・トラブルや恨まれるリスクを下げる退職代行の選び方
トラブルに巻き込まれないようにするためには、信用できる退職代行を選ぶ必要があります。
ポイントは3つです。
- 退職代行の実績数が多い
- メディア掲載実績がある
- 口コミやレビューで利用者の声を確認
- 安すぎない退職代行を選ぶ
1つずつ解説します。
・退職代行の実績数が多い
豊富な退職実績は、その業者が多くの人々に利用されていることを示しています。
実績が多いということは、それだけ多くの成功事例があるということであり、信頼性が高いと判断できます。
退職代行の実績が多いと退職代行業者は、下記のような特徴があります。
・どんな状況でも柔軟に対応できる
例えば、様々な業界や職種での退職手続きを経験しているため、どんな状況にも柔軟に対応できます。
またこれまでに多くのトラブルを解決してきた経験があるため、予期しない問題にも迅速かつ的確に対応できます。
・法的なトラブルを避けることができる
退職代行の実績が豊富な業者は、労働基準法や関連する法律に精通しており、法的な手続きを正確に行う能力があります。
これにより、法的なトラブルを避けることができます。
・サービスの品質が磨かれている
実績の多い業者は、顧客満足度を高めるためにサービス品質の向上に努めています。
サービスの質が高い業者は、丁寧で迅速な対応を行い、利用者の安心感を提供します。
・メディア掲載実績がある
退職代行サービスを選ぶ際、メディア掲載実績がある業者は信頼性が高いとされています。
これは、メディア掲載が多くの面で業者の信頼性を裏付ける要素となるためです。
このため、メディア掲載実績のある退職代行サービスを選ぶことでリスクを減らすことができます。
・口コミやレビューで利用者の声を確認
口コミやレビューを通じて実際の利用者の声を確認することで、その業者の信頼性を判断することができます。
口コミやレビューは、実際にサービスを利用した人々のリアルな体験や感想を反映しています。
これにより、業者の公式な主張や広告とは異なる客観的な視点を得ることができます。
実績が豊富な業者は、多くの利用者からの評価を受けているので、簡単に口コミを見つけられます。
私のサイトでも、退職代行の口コミを取り扱っていますので、参考にしてみてください。
・安すぎない退職代行を選ぶ
退職代行をしている業者は多数あります。
すべてが信頼できる業者ではありません。
安すぎない退職代行を選ぶことがリスクを回避する上で大切です。
特に、5000円など安すぎる退職代行業者には注意が必要です。
相場は、運営の種類によって異なります。
おすすめ度 | 費用相場 | 業務内容 | トラブルのリスク | |
弁護士 | ◎ | 5万円~10万円 | 伝達・交渉・法的対応 | リスク低 法律の専門家が対応 (弁護士法72条で代理交渉権が有り確実) |
労働組合 | ◎ | 2万5千円~3万円 | 伝達・交渉 | リスク中 一般スタッフが対応 (労働組合法6条で労働者のための代理交渉OKのため確実) |
一般法人 | ○ | 1万円~5万円 | 伝達のみ | リスク高 一般スタッフが対応 (代理交渉は弁護士法違反のため伝達のみ) |
同僚に恨まれることが気になる方がいるかもしれない。
もしブラックな職場で働いていて、同僚が退職代行で辞めたとすると、「そりゃやめるよね」って同情の気持ちが芽生える。
・まとめ「退職代行で恨まれるリスクを回避する方法とは?」
退職代行で恨まれる要因は下記。
- 繁忙期など退職するタイミングが悪い
- 業務の引継ぎができない
- 会社の貸与物を返さない
- 嫌がらせで会社の悪い口コミをSNSに投稿した
退職代行を使って恨まれるリスクを回避する方法は下記。
- 退職日は適切なタイミングを選ぶ
- 引継ぎ資料を作成する
- 退職代行実施後、会社の指示にすみやかに従う
- 退職後SNSで会社の悪い口コミを言わない
トラブルや恨まれるリスクを下げる退職代行の選び方のポイントは下記。
- 退職代行の実績数が多い
- メディア掲載実績がある
- 口コミやレビューで利用者の声を確認
- 安すぎない退職代行を選ぶ
以上、参考になれば幸いです。
関連記事