この記事の信頼性
- 筆者は京大院卒で10年間の社会人経験がある男性です。
- キャリアカウンセラーの資格を持っています。
- 会社を退職した経験があります。
真面目な人が急に辞める理由を知りたい。
この悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「真面目な人が急に辞める10つの理由」を読めば、なぜ辞めるのかという疑問が解決しますよ。
京大院卒業⇒大手メーカー10年間勤務した後に退職⇒個人事業主のキャリアカウンセラーになった私の経験を踏まえて語ります。
記事前半では「真面目な人が急に辞める10つの理由」を、記事後半では「真面目な人が急に辞める6つの前兆」を解説するのでじっくり読んでくださいね。
目次は次の通りです。
・真面目な人が急に辞める10つの理由
真面目な人が急に辞める10つの理由は下記。
- 頑張ったけど燃え尽きたから
- 完璧主義で行き詰ったから
- 会社に嫌気がさしたから
- 愚痴らない性格でストレスがたまるから
- 孤立しているから
- 評価に対して不満があるから
- 学業の専門性と仕事の内容の不一致から
- 自分のビジョンが持てないから
- 会社の目標達成にどう貢献しているか分からないから
- プライベートな時間を持てないから
1つずつ解説します。
・頑張ったけど燃え尽きたから
真面目な人は与えられた仕事に対して全力を尽くします。
特に、真面目な人は断れない性格もあって、キャパオーバーになりがち。
限界に達し、燃え尽き症候群になるケースがあります。
- 残業や休日出勤が常態化し、慢性的な疲労感を感じる
- 高い期待があると、その期待に応えようと努力するが、精神的な負担が大きくなる
- 仕事の質に対して高い基準を持っているが、その基準に達するための努力が過度になると、過労状態に陥いる
- リフレッシュの時間が取れないと、心身のバランスが崩れ、燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥いる
真面目な人は、燃え尽きてしまった場合、突然会社を辞めるのにつながります。
・完璧主義で行き詰ったから
真面目な人は、完璧主義な傾向があります。
完璧主義者は、自分自身に対して非常に高い期待を持ち、常に最高のパフォーマンスを求めます。
しっかりと結果を出すまでやりきる性格があるため、答えのない仕事で、終わらない・行き詰る状態に直面する場合があります。
これが長期間続くと、心身の限界を迎え、急に辞める決断を下すことがあります。
・会社に嫌気を指したから
真面目な人は頑固な側面もあります。
会社に嫌気を指した場合、例えば
- お給料に満足していない
- 社風が合っていない
- 人間関係のトラブル
などで、真面目な人は急に会社を辞める要因になります。
・愚痴らない性格でストレスがたまるから
真面目な人は、普段から平静を装います。
本当は不満などがあっても、周りに愚痴らず、顔にもだしません。
このため、ストレスが溜まります。
限界に達したときに、急に辞めることにつながります。
・孤立しているから
自分が頼られることが多く、自分が他人に頼ることが少ない場合、周囲とのバランスが崩れ、孤立感が強まります。
また、真面目な性格は「あっち系の人」だと思われ、敬遠される場合があります。
孤立感を強まると、自分は周りに認められていないという自己肯定感が下がり、不安な気持ちになります。
このように、孤立感を高まると、真面目な人は急に会社を辞めることにつながります。
・評価に対して不満があるから
真面目な人は、人一番に真面目に仕事に取り組みます。
このため、自分の評価が悪いと、上司に認められていないと不満を持ちます。
特に同期が、自分より先に昇進したともなれば、会社に裏切られたような感覚になります。
このように、評価に対して不満が高まると、真面目な人は急に辞めたりします。
・学業の専門性と仕事の内容の不一致から
真面目な人は、自分の専門を生かす仕事をして、自己成長をしたいと考えています。
学業の専門性が仕事に生かせていないと、ミスマッチが起きたと考えます。
私も、学業の専門性を仕事に生かせなかったのですが、お給料が伸びないのも、自分を生かし切れていないからと、自分の将来の期待が薄れた時期があります。
学業と仕事のミスマッチのため、真面目な人は急に辞めたりします。
・自分のビジョンが持てないから
真面目な人は、自分の仕事に対して明確な目的や意義を見出すことを重要視しています。
ビジョンがないと、何のために働いているのかが分からず、モチベーションを維持するのが難しくなります。
真面目な人は自己成長を重視するため、成長の実感が得られないと、急に辞めることにつながります。
・会社にどう貢献しているか分からないから
真面目な人は、自分の仕事が会社やチームに対してどのように役立っているかを知ることで、自己効力感を得ます。
貢献度が不明確だと、自分が役に立っていないと感じ、自己効力感が低下します。
自分の貢献が見えないと、仕事へのモチベーションが低下して、急に辞めることにつながります。
・プライベートな時間を持てないから
真面目な人は、時間管理が得意で、自己管理を徹底します。
それも、仕事に全力を注ぐため。
しかし、仕事が忙しく残業が多くなり、プライベートな時間を持てないと、疲労やストレスが増大します。
プライベートな時間が持てないと、家族や友人との関係が疎遠になります。
このため、プライベートな時間を求めて、急に会社を辞めたりします。
・真面目な人にとっては突然ではない
・突然辞めるわけではない!?
真面目な人が突然辞めた場合、「なぜ?」と疑問が出ます。
誰にも相談せずにある日突然退職を告げることから突然辞めたと認識されます。
しかし、真面目な人にとって突然のできごとではありません。
本人の中では、前々からじっくり検討した結果です。
・退職の相談を誰にも相談しない理由
退職前に相談しない理由は、周りに引き留められたくないし、いろいろと詮索されたくないから。
もし誰かに相談して、上司に「○○さん退職考えてますよ」なんて知られたら、面談で引き留められるなんてことになりかねません。
もちろん、仲の良い同僚にさえ打ち明けることはありません。
自分の行動が邪魔されるのを嫌うわけです。
こんな場合の、上司との1 on 1の面談って恐怖です。
・真面目な人の特徴
真面目な人の特徴は下記。
- 責任感が強い
- 時間を守る
- 誠実である
- 勤勉である
- 規律を守る
- 計画性がある
- 自己管理ができる
このような特徴から、周囲の人に認められる存在になっています。
真面目な人が急に会社を辞めるとなれば、「なぜ」と思わずにはいられませんよね。
・真面目な人が急に辞める6つの前兆
真面目な人が急に辞める前兆は下記。
- 身の回りの整理やマニュアル作りを始める
- 急に明るくなった
- 仕事のパフォーマンスが落ちる
- 残業しなくなる
- 飲み会や社内行事に参加しなくなる
- 有給休暇を取得し始める
1つずつ解説します。
・身の回りの整理やマニュアル作りを始める
辞める人は、業務の引継ぎのことが気がかりです。
このため、身の回りの整理やマニュアル作りを始めた場合は、辞める前兆の可能性があります。
・急に明るくなった
辞める人は、すでに辞めた後のことを想像しています。
以前は暗かった人も、肩の荷が下りて急に明るくなることがありますが、辞める前兆の可能性があります。
・仕事のパフォーマンスが落ちる
辞める人は、以前は積極的だった業務に対する意欲や情熱が急に減少します。
パフォーマンスが落ちたのは、辞める前兆の可能性があります。
・以前ほど残業しなくなる
以前まで残業していたのに、急に残業をしなくなるのは、辞める前兆の可能性があります。
・飲み会や社内行事に参加しなくなる
辞める人は、コミュニケーションを減らそうとします。
飲み会や社内行事に参加しなくなるのは、辞める前兆の可能性があります。
・有給休暇を取得し始める
辞める人は、有給を消化してから辞めたいと考えています。
このため以前より、休暇取得のペースが増えた場合は、辞める前兆の可能性があります。
・まとめ「真面目な人が急に辞める10つの理由!キャリアカウンセラーの私が解説」
真面目な人が急に辞める10つの理由は下記。
- 頑張ったけど燃え尽きたから
- 完璧主義で行き詰ったから
- 会社に嫌気がさしたから
- 愚痴らない性格でストレスがたまるから
- 孤立しているから
- 評価に対して不満があるから
- 学業の専門性と仕事の内容の不一致から
- 自分のビジョンが持てないから
- 会社の目標達成にどう貢献しているか分からないから
- プライベートな時間を持てないから
真面目な人にとっては急に辞めるわけではありません。
真面目な人が急に辞める6つの前兆は下記。
- 身の回りの整理やマニュアル作りを始める
- 急に明るくなった
- 仕事のパフォーマンスが落ちる
- 以前ほど残業しなくなる
- 飲み会や社内行事に参加しなくなる
- 有給休暇を取得し始める
以上、参考になれば幸いです。